ハイローオーストラリアはADX/DMIを使ってトレンド相場を攻略しよう!

admin
当ページで分かること
  • ADX/DMIでの判断の仕方
  • ADX/DMIの期間設定
  • ADX/DMIの使い方

ADX/DMIを初めて聞いた初心者トレーダーは多いのではないでしょうか?

または、ADX/DMIを使ったことはあるけどよくわからなかった方もいるはず。

田山
田山

ADX/DMIはバイナリーオプションのトレンド相場の判断で威力を発揮するのですが、少し使い方にコツがいります。

このコツを知ってもらうために、この記事ではADX/DMIの特長やハイローオーストラリア攻略での使い方などを解説していきます。

ADX/DMIを使用するにはmt4をダウンロードをしておく必要があります。
下記ページを参考にインストール設定をしておきましょう。

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ADX/DMIとは?

DMIやADXもしくはADX/DMIなどと呼ばれているこのテクニカル指標は、RSIを考案したJ.Wワイルダーによって開発されたインジケーター</span>です。

ADX/DMIはRSIがトレンド相場のときに天井・底に張り付いて機能しなくなることから、それを補うテクニカル指標として開発が始まったそうです。

このADX/DMIは簡潔に表現するとトレンドの強弱と相場の方向性を確認するために使用します。

田山
田山

ただ、3本のラインを見て判断しなければいけないので若干複雑なインジケーターと言えるのですね。

それぞれについて以下で詳しく解説していきましょう。

ADX/DMIでの判断の仕方

ADX/DMIは2つの情報を3本のラインを使って表すインジケーターです。

ADX/DMI
  • ADX:トレンドの強弱を表す
  • +DI、-DI:2本をまとめてDMIと言い、相場の方向性を表す

ADX/DMIはADXと言うテクニカル指標と+DI、-DIで作られるDMIと言うテクニカル指標が一つにまとまって、トレンドの状態を教えてくれるインジケーターと言うことができます。

ADXとDMIについてもう少し詳しく解説します。

ADXの判断

ADXはトレンドの強弱を表すインジケーターですが、トレンドの方向性は分かりません。

ADX解説

このチャートのようにADXは上昇トレンドでも下降トレンドでもトレンドが継続している状態、つまりトレンドが強い場合に上昇するインジケーターです。

ADXで重要な部分がレベル設定です。

田山
田山

通常は20%から40%の間でレベルを設定し、そのレベルをADXが越えてきたら強いトレンドと判断します。

逆に設定したレベル以下でADXが推移している場合はトレンドが発生していないと判断するわけです。

このレベルは最初は25%くらいに設定し、そのあと自分の手法に合わせて調整すると良いでしょう。

また、ADXはトレンドの終焉を予測するためにも役立てることができます。

トレンドの終焉

ADXは100%まで値が上昇できるのですが、ほとんどの場合60%から70%の間までしか上昇しません。

そのため、このチャートを見てもらっても分かるように、設定した上限をADXが越えてきたら、そろそろトレンドが一旦終了するかもと予測ができるわけです。

ただし、ADXで判断できるのは「トレンドの終焉の可能性」であって、「トレンド転換」の判断はできないので注意してください。

DMIの判断

DMIは+DIと-DIの2本のラインを使い、相対的な位置関係から相場の方向性と強弱を表しています。

  • +DIが上昇→上昇方向に相場が動きやすい
  • -DIが上昇→下降方向に相場が動きやすい

+DIと-DIはこのように反対の動きをするため、チャートで見るとほとんど逆の動きをしているのですね。

+DI、-DIの動き

そして+DIと-DIの2本で次のことが読み取ることができます。

+DIと-DIでの判断
+DIと-DIの状態判断内容
+DIと-DIがクロス上昇と下降が入れ替わる(相場転換)の可能性
+DIと-DIが離れる方向に動いている+DIが上→上昇が強い
-DIが上→下降が強い

DMIでは主にこの2つを判断できるのですが、チャートをみると、必ずしもそうなっていないですよね。

例えばチャートの①番、②番は+DIと-DIが何度もクロスしていますし、③番のクロスも結局すぐ上昇に転換しています。

この理由はDMIは単純に前のローソク足の高値・安値より現在足の高値・安値が上なのか下なのか表しているだけだからです。

ADXとDMIは同時に使用して、初めて効果が出始める

ADXとDMIを表示

先ほどDMIの解説で使ったチャートにADXを加えました。

このチャートを見ると先ほどの①番、②番、③番の部分はADXが下降していてDMIも頻繁にクロスしていることから「勢いがない部分=方向感のない部分」と分かります。

また、逆に④番はADXが25%を越えて上昇、+DI、-DIも+DIが上で大きく剥離しているので上昇が強いと分かるはずです。

蘭

ADX/DMIはこのように2つの根拠を持って環境認識をするインジケーターなのですね。

しかし、チャートの⑤番はADX/DMIが上昇のサインを出しているにもかかわらず、すぐに下降となっています。

このような部分は、どのように判断すればいいのか悩む部分となり、ADX/DMIを難しくしているのですが、実はADX/DMIの使い方を正しく理解すると気にしなくて良い部分となります。

ポイントはADX/DMIを使う場面と使わない場面をしっかりと決めることです

詳しくは「ADX/DMIの使い方」で解説します。

ADX/DMIの期間設定

ADM/DMIの期間設定は開発者のJ.Wワイルダー氏が推奨する期間14が良いでしょう。

しかし、どのインジケーターにも言えることなのですが、インジケーターを使う時間足は1時間足以上を想定して開発しています。

そのため、バイナリーオプションで使用する1分足や5分足などの超短期に分類される時間足では期間設定が適切ではない場合もあることは覚えておきましょう。

基本的に期間を長くすれば反応は遅くなるがダマシは少なくなり、短くすれば反応が早い代わりにダマシが多くなります。

田山
田山

ADX/DMIを使うときは、最初は期間14で検証をして、どうしても自分に合わない時は期間を変えて検証してみる使い方が良いと思いますよ。

ADX/DMIの使い方

ADX/DMIはハイローオーストラリア攻略でトレンド判断するために非常に役立つインジケーターですが、次に挙げる3つの使い方を守らないと「ダマシ」が多すぎて使いにくいインジケーターになってしまいます。

  • ADX/DMI単体で判断しない
  • 上位足の方向を常に確認する
  • 長めのエントリー時間を取る

これらの使い方は他のインジケーターを使う場合に関係する部分もあるので、そのつもりで読み進めてみてください。

ADX/DMI単体で判断しない

「ADX/DMIでの判断の仕方」で話した「判断ができない」部分は、ADX/DMIのみで判断しようとしたことが原因です。

バイナリーオプション初心者は「インジケーターの値=エントリーポイント」と考えてしまうのですが、インジケーターはエントリー根拠を補完するために使う形が本来の使い方なのです。

ADX/DMIの使う順序

最初に判断する部分はローソク足の状態です。
このチャートで言えばレンジブレイクしたローソク足を見て上昇するかもと判断します。

次にADX/DMIを見ると25%のレベルをADXが上に抜けて、+DIが上昇、-DIが下降で剥離していることから上昇の可能性が高い

このようにローソク足とローソク足で作られるチャートの判断が最初になるわけです。

理由はADX/DMIはローソク足の値から作られ、ローソク足の状態の判断、例えばトレンドなのかレンジなのかの判断を補助するために作られています。

つまり、ローソク足を疎かにしては判断材料になりえないのですね。

これはインジケーター全般に言えることなので覚えてきましょう。

上位足の方向を常に確認する

相場分析、環境認識の基本的考え方に「相場は上位の時間足の方向に従う」と言うものがあります

これは、ADX/DMIのダマシを少なくするためにも、バイナリーオプションの勝率を上げるためにも大切な考え方です。

MTFチャート

例えばこのチャートの①番はADX/DMIは下降トレンドの可能性を表していますが、上位足を見れば、上昇トレンド中のレンジ部分で、まだ下降とも上昇とも分からない部分ですよね。

このような中途半端な部分で順張りを狙うより、上位足でトレンドが出ている部分で、その勢いに乗ったほうがずっと勝ちやすいと思いませんか?

MTFイメージ

相場はこの画像のように大きな時間足の流れの中で小さな時間足が動いているとイメージすると分かり安いでしょう。

マルチタイムフレーム分析と呼ばれる、大きな相場の流れを見てエントリーする戦略を立てる方法です。

FXにおいても基本中の基本の分析方法ですから、FXから派生したバイナリーオプションでも取り入れることをおすすめします。

長めのエントリー時間を取る

ADX/DMIの欠点が反応が遅いこと
ADX/DMIは1本前のローソク足の結果を表示するので、ピンポイントの値にならないのです。

ハイローオーストラリアの1分足での1分取引や5分足での5分取引には不向きなインジケーターと言えます。

また、基本的に流れに乗ると言っても次足が必ず進行方向に進むとは限りません。
特に、1分足や5分足は「ノイズ」と呼ばれる1次的な逆行がたびたび起こるので、次足1本ではエントリー方向はあっていたのに取引時間内に順調に価格が伸びなかったなどの可能性が十分起こりうるのです。

そのため、ADX/DMIを根拠に加える場合は1分足ならば3分以上、5分足ならば15分取引いっぱいを使った取引を行うことをおすすめします。

ADX/DMIと組み合わせるべきインジケーター

ADX/DMIと組み合わせるべきインジケーターはローソク足のトレンド判断を助けるインジケーターです。
そのため、基本的にはトレンド系のインジケーターならば相性がいい傾向にあります

今回はその中からハイローオーストラリア攻略法などで紹介されることも多く、分かりやすい次の2つを紹介します。

  • 移動平均線
  • MACD

ではそれぞれのインジケーターの使い方を解説していきましょう。

移動平均線

移動平均線はシンプルでありながらトレーダーに様々な情報を届けてくれるインジケーターです。

ADX/DMIと移動平均線の組み合わせは、どちらもローソク足のトレンド発生の根拠を強めてくれる効果があります

ADX/DMIと移動平均線

このチャートでは移動平均線が上から短期(ピンク)中期(水色)長期(緑色)と並び移動平均線のサインの1つである、上昇のパーフェクトオーダーが形成されています。

田山
田山

つまりエントリーポイントはハイエントリーに限定できるので、ローソク足の位置と移動平均線から「押し目」を探します。

そして押し目から再び上昇にローソク足が転換したポイントでADX/DMIを確認してトレンド発生の根拠を補完する使い方です。

このチャートでは3ヶ所エントリーポイントとして有力ですね。

ちなみに①のエントリーポイントの2本手前の赤ラインは+DIのみが25%を越えています。
このような場合も検証を通してエントリーできると判断できるのなら、エントリーポイントとして有効な場合があるので覚えておきましょう。

移動平均線についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。

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MACD

MACDはオシレーター系に分類されていますが、トレンド系の要素も持っているので、たびたびトレンド判断に利用されるインジケーターです。

このMACDとADX/DMIの組み合わせは移動平均線と同じようにトレンド中の押し目の判断で有効です。

ADX/DMIとMACD

ADX/DMIの組み合わせの使い方はシンプルで、このチャートの縦ラインの部分のように、ローソク足が押し目から再びトレンド方向に相場が動き出した部分で、ADX/DMIの数値がそろった部分とMACDがクロスした部分を狙います。

この組み合わせの欠点はMACDもADX/DMIも反応が少し遅いのでピンポイントでは狙えない点です。
ですが確実にトレンドを捉えると言う意味では非常に有効な組み合わせと言えるでしょう。

「MACDを初めて聞いた」「MACDを使ったことが無い」と言う方はこちらの記事で詳しく解説しています。

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ADX/DMIを使った攻略法

ここではこれまで話してきたADX/DMIの特長や使い方を踏まえたハイローオーストラリアの攻略法を以下の流れで紹介します。

  1. チャート設定と取引ルール
  2. 1時間足でのADX/DMIを使った環境認識
  3. 5分足での押し目からの順張りエントリータイミング

それでは詳しく解説していきましょう。

チャート設定と取引ルール

今回はマルチタイムフレーム分析を利用し、1時間足で相場の方向性を確かめ、1時間足の方向にと5分足の方向が一致したときの押し目を狙って順張りを仕掛ける攻略法になります。

エントリー時間は10分以上、ハイローオーストラリアの15分取引が開始した直後にエントリーをします。

チャート設定は1時間足5分足共に次のようになります。

移動平均線

移動平均線は指数平滑移動平均線の期間20(ピンク)、期間50(水色)、期間100(緑色)の三本を表示、ローソク足によるトレンド判断の補助として使います。

ADX/DMI

ADX/DMIは期間14を使用しADX(赤)、+DI(緑)、-DI(白)で表示。
トレンドと判断するレベルを25%、トレンドの終焉予測を60%と設定しています。

ADX/DMIは1時間足ではトレンド判断の補助、5分足では押し目判断の補助及びエントリー根拠の補完として使用します。

1時間足でのADX/DMIを使った環境認識

1時間足チャート

今回狙ったポイントはチャートの背景が青の付近。

ローソク足が一旦停滞したところから上昇に転じた部分です。

移動平均線も上昇のパーフェクトオーダーを形成しているので相場的に上昇と判断して良い部分です。

そしてADXラインが25%を割らずに反転し始め、+DIが上昇している部分です。

この部分をエントリーポイントとしたもう一つの理由が時間帯
朝の10時前後で東京市場が活発な時間帯のため、値幅が確保できトレンドも発生しやすいと考えたためです。

バイナリーオプションでは勝敗に値幅は関係ないですが、相場参加者が多くボラティリティ、つまりしっかり価格が動くことは順張り・逆張り問わず重要なことです。

田山
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自分がチャートを見ることができる時間の中で、どの時間帯がエントリーしやすいのかを考えることも大切ですよ。

バイナリーオプションに有利な時間帯についてはこちらの記事を参照してください。

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5分足での押し目からの順張りエントリータイミング

5分足チャート

今回エントリーポイントとしたのは、このチャートの矢印のローソク足

田山
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ローソク足が押し目から上昇に転換しており、移動平均線がパーフェクトオーダーで移動平均線同士が剥離し始めています。

そしてADX/DMIが25%を越え上昇のサインが出た部分になります。

15分取引をした場合でも勝っている部分です。

今回はADX/DMIを使ったエントリー方法の一例を紹介しましたが、エントリーまでの流れはバイナリーオプション全般に使えるので、今手法を考えているならば、ぜひ取り入れてみてください。

まとめ

ADX/DMIはトレンド相場で戦いたいバイナリーオプションの順張りトレーダーにとって強い味方になります。

しかし、この記事で解説した使い方のコツを自分のものにしなければ、使いこなせないインジケーターと言えるでしょう。

田山
田山

ハイローオーストラリア初心者は「簡単に勝つ方法」を探してしまいますが、相場の世界にシンプルな考えはあっても「簡単な勝ち方は存在しない」と認識しなければいけません。

しかし、正しい知識を身に着け経験を積めば勝ち続けられる世界でもあります。

ぜひADX/DMIを使いこなし、ハイローオーストラリアで勝ち続けられるトレーダーを目指していきましょう。

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バイナリーオプションとfx歴5年。最大損失130万。最高約100万。やっと最近利益が取れるようになりました。稼げるようになるまであきらめませんでした。ハイローオーストラリアのみ愛用中。
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