CCIをバイナリーオプションで使うコツ!ハイローオーストラリア攻略の補助として利用すべし
- CCIについて
- CCIのインジケーター
- CCIを使用した攻略法
CCIはバイナリーオプションではあまりメジャーではないのですが、FXでは意外と人気のあるインジケーターです。
人気の理由はその万能性。
少しクセの強いインジケーターですよね
使いこなせばハイローオーストラリア攻略の大きな武器になります
そこでこの記事ではCCIについて知ってもらうとともにバイナリーオプションでCCIを使いこなすコツを解説していきます。
CCIとは?
CCIは1980年アメリカ人のドナルド・M・ランバートによって開発されたオシレーター系インジケーターです。
CCIを日本語に訳すと「商品チャンネル指数」です
商品市場で生まれたインジケーターなんですね
CCIは「相場には一定のサイクルがある」とする考え方から生まれたインジケーターです。
また「移動平均線に価格が戻ってくる確立を数値化したインジケーター」と言うこともできます。
以下で「CCIの特徴」「CCIの使い方」を詳しく解説するので、ぜひハイローオーストラリア攻略のヒントを見つけてください。
CCIを使うにはMT4が必要なのでインストールがまだの方は先にやっておいて下さい。
CCIの特徴
- 反応が早い
- 上限・下限がない
- 順張り・逆張り両方に使える
- ダイバージェンスを判断できる
- 様々なインジケーターと相性が良い
- 自分に合わせた使い方ができる
CCIの特徴を一言でいうと「万能性が高いが取り扱いが難しい」とまとめることができます。
しかし、使いこなせれば応用性の高いインジケーターと言えます。
以下で5つの特徴を詳しく解説するので「万能性の高さ」と「取り扱いの難しさ」がよくわかるはずですよ。
反応が早い
CCIは価格に対して敏感で反応が早いです。
しかし、反応が早すぎるために「ダマシ」が多いことでも有名なインジケーターなんですね。
初心者でいきなりCCIを使うのはおすすめできません
ダマシにやられ続けてしまいますね
この「ダマシ」を如何に抑えるかがCCIを使うコツと言えるでしょう。
上限・下限がない
CCIはオシレーター系のインジケーターになりますが、上限・下限のないインジケーターです。
そのためトレンドが続けば下のチャートのようにどこまでも数値が伸びていってしまいます。
自由度が高い分、使いこなすためには知識と経験が必要なインジケーターと言えるでしょう。
使うにはローソク足の意味を理解してチャートが読めることが前提です
上限・下限がないって実際かなり判断の難易度が高いですよね
順張り・逆張り両方に使える
通常オシレーター系インジケーターは相場の過熱感を表し、バイナリーオプションでは逆張りの根拠に使われることが多いですよね。
もちろんCCIも移動平均線からの剥離(はくり)を数値化したインジケーターなので逆張りに有効です。
この特性は相場状況を分析する場合も役に立ちます。
バイナリーオプションはどうしても「今」に注目しがちですが、本来は相場全体を判断した上でピンポイントのエントリーをする必要があります。
CCIは設定位置次第では大きな相場の流れを判断することもできるインジケーターなのです
どう役立てるかは自分次第となります
ダイバージェンスを判断できる
CCIはRSIやMACDと同じようにダイバージェンスを判断することができます。
ダイバージェンスはこの画像のように価格の進む方向とCCIの進む方向が逆になる「逆行減少」が起きている状態を言います。
ダイバージェンス自体は相場がある程度進んだ後にしか判断できないサインのため、バイナリーオプションの直接のエントリーポイントになりません。
なのに推せるんですか?
相場の流れを把握し、次の戦略を練るために非常に有効なサインになるんですよ
様々なインジケーターと相性が良い
CCIは他のインジケーターの根拠を補完する働きがあります。
トレンド系、オシレーター系どちらのインジケーターと組み合わせても効果を発揮する万能性を持っているわけです。
正確に言うとCCIは他のインジケーターの根拠を強める使い方で一番効果を発揮するインジケーターなのです。
この記事でもインジケーターとの組み合わせを紹介しているので参考にしてください。
自分に合わせた使い方ができる
ここまで話したように経験や知識は必要ですが、CCIは自分に合わせたカスタマイズの自由度が高いインジケーターです。
ハイローオーストラリア攻略にはエントリーする根拠が多いほうが有利になります。
使いこなせるようになりたいですインジケーターですね
今使っている手法やこれから構築していく取引ルールの根拠にできます
バイナリーオプションでCCIを使いこなすコツ
CCIは「万能性が高く自由度が高い」と言うメリットと「ダマシが多く使いこなすには自分に合わせた設定が必要」と言うデメリットがあるインジケーターです。
そこでバイナリーオプションでCCIを使いこなし、ハイローオーストラリアの勝率を上げるための3つのコツを紹介します。
CCIの使い方を決める
CCIは設定の自由度が高く、設定次第で全く違った役割になってしまうため、中途半端は使い方では効果を発揮できません。
そのため、最初にどのようにCCIを使いたいのかを決めなければいけないわけです。
順張りなのか逆張りなのか、どのインジケーターの根拠の補完に使うかなどですね
そして、どのように使うか決めたら今度は使いやすいように数値を検証していきます。
数値の検証は時間と労力を使いますが、本来手法は検証と実践を繰り返して自分の物にしていくものです。
バイナリーオプションで勝ち続けるためには必須のことですから苦にはならないはずです。
数値の基準の決め方は次に解説するので、それを参考に自分のCCIの使い方を探してみましょう。
インジケーターの根拠の補完に使う
CCIは反応が早すぎるためのダマシが多く、このダマシがCCIを使いにくくしている大きな原因の一つです。
CCIの「ダマシ」を極力減らし、CCIのメリットを最大限使うコツはCCIを他のインジケーターの根拠を補完するためだけに使う方法です。
つまり「ローソク足の根拠+インジケーターの根拠」を確実にするために使うわけです。
先ほども話したいようにバイナリーオプションはエントリーする根拠が多いほうが勝率の高いエントリーができる取引です。
まずベースとなる手法を構築しましょう
そこにCCIを加える使い方がCCIを効率良くエントリーに生かせる使い方と言えます
大きな時間足に従う
バイナリーオプションでは忘れられがちなことなのですが、相場は「大きな流れに従う」と性質があります。
例えば1時間足が上昇のトレンドの時に5分足で下降のサインにエントリーしたら、負ける危険性は高くなりますよね。
様々な時間足を見て相場分析をする方法をマルチタイムフレーム分析(MTF)と言います。
MTFはCCIのダマシを減らしてくれます
ハイローオーストラリアの勝率を上げるために必要な分析方法です
CCIの基準の決め方
ここではCCIを使うときに、どの基準で設定すればいいのかを解説します。
- 期間設定
- ゼロラインの使い方
- 相場の過熱感を表すライン
- 買われすぎ・売られすぎを表すライン
CCIは、この4つの値を自分の手法やインジケーターに合わせて設定することで万能性を発揮するインジケーターと言えます。
以下で詳しく解説していくのでCCIの使い方のイメージを広げてみてください。
期間設定
CCIは期間設定によって全く違う顔を見せます。
この画像のように期間設定が違うと、各レベルへの到達の仕方や形が全く変わってくるのですね。
基本的に期間が短くなれば「ダマシ」が多くなり、期間が長くなれば大きな流れをみる使い方がメインとなります。
期間設定は、根拠を補完したいインジケーターの期間設定に合わせます
例えば移動平均線期間20の根拠を補完したいのならCCIも期間20にするなどです
期間設定を決めてから各レベルを決めるとCCIの設定はやりやすいはずですよ。
ゼロラインの使い方
CCIのゼロラインは基本的に相場の方向性を見るために使います。
- CCIがゼロラインより上:相場が上昇傾向
- CCIがゼロラインより下:相場が下降傾向
またこのチャートのようにトレンド中の押し目を狙うことも可能です。
CCIのゼロラインクロスは設定値や条件によって有効なエントリーポイントになりうる部分です。
相場の過熱感を表すライン
バイナリーオプショントレーダーの多くは勘違いしていると思うのですが、「相場の過熱感」と「売られすぎ・買われすぎ」は全く違います。
相場の過熱感とは相場の勢いが出ていると考えたほうが自然なのです。
CCIは相場の過熱感をレベルで設定でき、設定したラインをCCIがどのように通過するかによって以下の2通りの判断が可能です
相場の過熱感を表すラインとCCIのクロスの仕方 | エントリー方向 |
---|---|
CCIが下から上に抜ける | 次足でハイエントリー |
CCIが上から下に抜ける | 次足でローエントリー |
CCIが期間14(MT4デフォルト設定)の場合、この過熱感を表すラインは100と-100が一般的です。
上位足の方向性を気にして使う必要はありますが、このように単体でも有効なエントリーポイントになるわけです。
買われすぎ・売られすぎを表すライン
CCIは上限・下限がない特性を生かして相場の過熱感を表すラインの他に、相場の買われすぎ・売られすぎラインの設定が可能です。
つまり、これ以上は順張りが危険なライン、逆張りが効きやすくなるラインの設定が可能なわけです。
期間14のCCIで200、-200を買われすぎ売られすぎラインとして加えてみました。
買われすぎラインをCCIが上抜けした以降を見てください
相場の伸びが無くなっていますよね
この解説では一般的な数値設定で説明しましたが、実際には自分の手法やインジケーターに合わせた設定を探すことにより、さらに精度の高い補助をすることがCCIは可能です。
CCIと組み合わせるべきインジケーター
ここではバイナリーオプションでCCIと組み合わせるべきインジケーターを2つ紹介します。
- ボリンジャーバンド(トレンド系インジケーター)
- RSI(オシレーター系インジケーター)
この2つはCCIとの組み合わせの相性が良く、応用の幅が広いインジケーターになります。
では早速紹介しましょう。
ボリンジャーバンドとCCIの組み合わせ
ボリンジャーバンドとは移動平均線と、移動平均線を中心に相場のボラティリティで幅が変化するバンドによって構成されたトレンド系インジケーターです。
通常ボリンジャーバンドは中央の移動平均線をセンターラインと呼び、上下に内側から±1シグマ、±2シグマ、±3シグマの6本のバンド構成になっています。
ボリンジャーバンドの特徴がスクィーズとエクスパンション、そしてバンドウオーク。
簡単に言えばバンドの幅が狭くなった状態から一気に左右のバンドが広がるとトレンドが発生する特徴があるため、目視でトレンドの初動を捉えやすいインジケーターになります。
各バンド内に価格が納まる確立を利用して抵抗帯として利用する使い方もあります
順張り・逆張りで幅広い使い方のできるインジケーターです
ボリンジャーバンドを期間20に設定し±2シグマ(オレンジ)、±3シグマ(緑)を表示。
CCIはボリンジャーバンドに合わせて期間20とし、相場の過熱感を表すラインを±100、買われすぎ・売られすぎラインを±200で設定しています。
①でローソク足が+2シグマをクロスしてバンドウオークが発生しています
②でバンドウォークが終了していることがわかりますね
しかしボリンジャーバンドだけでは若干判断が難しい部分。
そこで、ここにCCIを加えると①番で相場が過熱する+100ラインをクロス、②番で買われすぎの+200から下にCCIがクロスとハッキリエントリーポイントがわかるでしょう。
CCI単体だとダマシが多い、ボリンジャーバンドだけでは決定打に欠ける。
ボリンジャーバンドとCCIは互いに補いあって相乗効果を発揮することができる組み合わせと言えます。
RSIとCCIの組み合わせ
RSIは相場の過熱感を見るオシレーター系のインジケーターになります。
簡単に説明すると現在相場の売りと買いの勢いのどちらが強いかを判断でき、同時にこれ以上は相場が伸びないだろうと予想できるインジケーターです。
RSIの有名な使い方で買われすぎ、売られすぎを判断する使い方があります。
RSIの期間が14の場合70%を超えると買われすぎ、30%を下回ると売られすぎと判断され、逆張りの根拠の一つとして利用できます。
ですが、RSI単体での判断はダマシが多いため避けた方が良いでしょう。
他にもダイバージェンスの判断として使用することもできます
向きや角度で相場の勢いの判断も可能で、幅広い活用ができるインジケーターです
詳しくはこちらをご覧ください↓
RSIとCCIを組み合わせた場合、RSIの根拠をCCIが強めてくれる効果があります。
RSIとCCIを期間14で設定し、RSIの買われすぎ・売られすぎラインを70と30、相場の切り替わりラインを50。
CCIはゼロラインと買われすぎ・売られすぎラインの±200に設定しました。
チャートの青ラインは順張りポイント、赤ラインは逆張りポイントです
RSIもダマシが多いインジケーターですが、CCIと併用することによって、エントリー根拠を明確にしつつ、互いのダマシを目立たなくさせる効果がある組み合わせと言えるでしょう。
CCIを利用した攻略法
最後にCCIをハイローオーストラリア攻略で使用する場合の使い方の1つを紹介しましょう。
今回紹介する手法はMTF(マルチタイムフレーム分析)を取り入れた5分足での順張り手法です。
移動平均線を使う
今回は1時間足に移動平均線を表示し相場の流れを把握します。
使う移動平均線は指数平滑移動平均線(EMA)で20EMA(ピンク)、200EMA(緑色)の2本を表示します。
移動平均線(Moving Average)とは、「ある一定期間のローソク足終値の平均値を繋いだ線」になります。
例えば5日移動平均線でしたらローソク足5本分ですね
100日移動平均線でしたらローソク足100本分の値の平均値をグラフ化した線になります
何日となっていますがローソク足の数と単純に覚えてもらって構いません。
移動平均線はその方向や傾き、もしくは数本の移動平均線の並びを見てトレンドの方向や強さを見る最もポピュラーなインジケーターになります。
移動平均線には様々な種類がありますが、バイナリーオプションでは主に単純移動平均線(SMA)と指数平滑移動平均線(EMA)を使う場合が多く、SMAよりEMAはより価格に近い動きをする為、短期取引ではEMAを好んで使う傾向にあります。
エントリーする5分足には20EMAとMACD、そしてCCIを表示します。
MACDは短期が12、長期が26、シグナルが9、MT4のデフォルトでOKです
CCIは移動平均線に合わせて期間20とし、ゼロラインと相場の買われすぎ・売られすぎを判断するために±200を設定します。
MACDを使う
MACD(マックデー)は移動平均線を応用したテクニカル指標で、2つのラインを用いて買いと売りのタイミングを判断することができるオシレーター系インジケーターです。
MACDは短期と長期の移動平均線の差を表示するMACDラインと、MACDラインの移動平均線の2本で構成され、2本のラインの交差、0ラインとの交差を売買タイミングとして使うことができるテクニカル指標です。
今回のエントリー手法ではローソク足と移動平均線の位置関係からエントリー方向を限定しています
ゴールデンクロス・デッドクロスがエントリートリガーです
エントリーまでの流れ
最初1時間足で相場状況を確認します。
- 下からローソク足、20EMA、200EMAの順番に並び下降トレンドと判断できる
- 日本時間の17時、ロンドン市場が活性化している時間帯以降でトレンドが出やすい
この2つの理由からチャートの青色部分でエントリーを狙います。
水色の縦ラインがMACDのデッドクロスを基準にしたエントリーポイントです。
エントリーまでの確認事項は以下の流れとなります。
- ローソク足が20EMAの下→下降の勢いがある
- CCIがゼロラインより下→ローソク足と20EMAの根拠を補完
- MACDがデッドクロスでエントリー
- エントリーの際CCIが売られすぎ(-200)以下でないか?
この条件でエントリーすると①、②番は勝ち、③番はCCIが-200に到達しているためエントリー見送りポイントとなるわけです。
エントリー数では無く、シンプルで確実性の高い攻略法として今回紹介しました。
この手法ではあえてCCIを完全な補助として使っていますね
インジケーターはエントリーだけではなく、このように補助的に手法を助ける使い方もあります
まとめ
CCIはこの記事で解説してきたように万能性が非常に高いインジケーターです。
一方、クセが強く、使いこなすためには、テクニカル分析をよく理解し、経験に基づいた設定をしなけらばいけないインジケーターと言えるでしょう。
しかし、使いこなせればハイローオーストラリア攻略の大きな武器となることは確かです。
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